[1]
[2]
[3]
[うちのこ]
いつもの撮影場所でよく出会っていた小柄な猫が、姿を見せなくなった。
その猫は、4~5年前に突然現れた。すでに成猫で、最初から人慣れしていたことから、おそらく捨てられたのだろう。
気になったので、近くのおばさんに聞いてみると、けがをしたので動物病院に連れて行ったという。
よく行く撮影場所は鳶や烏が多く、体の小さな猫が狙われることもあって、おばさんがそのことを獣医に話すと、
「じゃあ、うちで面倒見てやるよ」
その猫はそのまま動物病院に住み着くようになり、いまでは箱入り猫として、病院の人気者になっているそうだ。
飼い猫から捨て猫、そして動物病院でのいまの暮らし・・・数奇な運命だと思う。
それにしても、動物病院が住処だなんて、こんな安全な住処はない。
核シェルターに住んでいるようなものだ。
まあとにかく、元気でやっているなら、それでよしっ!
EOS-1DMarkII・EF15mm