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猫と宗教家

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猫が高い場所からでも上手に着地できるのは、知ってのとおりだ。
それに魅力を感じた歴史上の人物がいる。
イスラム教の開祖・マホメット(571〜632)だ。
彼は、猫が落下しても瞬間に回転して立ち、決して体を打ちつけないことに、異常な興味を示した。
マホメットは大変な猫好きであったという。

エジプトで神聖視された当時でも、ヨーロッパには飼い猫がいなかったらしい。
その根拠は、『イソップ物語』や『聖書』などに、猫の記述がまったくないからだという。

ところ変わってインド。
仏教の教祖・釈迦(紀元前466〜386)の涅槃図(釈迦が沙羅双樹〔さらそうじゆ〕の下で入滅する情景を描いた図)には、
たくさんの嘆き悲しむ鳥獣が描かれているのに、猫の姿は見えない。
猫が書き加えられたのは、後に日本で描かれた涅槃図だけだそうだ。
お釈迦さんの身近にも、猫がいなかったわけだ。

もし、イエス・キリストやお釈迦さんの周辺に猫がいたら、きっと聖書やお経の主要登場動物として、脚光を浴びたはず。
マホメットのように、イエスやお釈迦さんが、猫の魅力に気づかなかったはずがない。
逆に猫も、イエスやお釈迦さんのことを好きになったはずだ。

そして猫が、偉大な宗教家たちと出会っていたら、世界の歴史もいくぶん変わったかもしれない。


EOS-1DMarkII・EF15mm
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by norakko-nikki | 2007-06-23 21:47 |

猫の血液型

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人間の血液に「血液型」があるように、猫にも「血液型」があるそうだ。
猫の血液型はA型とB型とAB型の3種類だけで、そのうち約8割がA型だという。

猫も、人間のように血液型によって性格判定ができるのだろうか?
難しいような気がする。
難しいし、個性豊かな猫のこと、たった3種類の性格しかないというのはありえないだろう。

血液型による猫同士の相性はどうか?
ソリの合わない猫関係もあるが、それが血液型が原因かどうかはよくわからない。
人間同士だと、血液型の相性もあるのだろうが、あまり意識しすぎると、
かえってうまくやっていけない原因になることもある。

その点、猫自身は血液型の相性なんて知らない。
そしてそんなことを気にしないで生きている猫のほうが、人間より一枚上手かもしれない。


EOS-1DMarkII・EF15mm
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by norakko-nikki | 2007-06-16 19:41 |

ジェームス・ディーンと猫

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1955年9月30日、映画俳優・ジェームス・ディーンが自動車事故で帰らぬ人となった。
24歳の若すぎる死だ。

ディーンは大の猫好きだった。
飼っていたのはシャム猫で、「ジャイアンツ」で共演したエリザベス・ テイラーが
プレゼントしたという。
ディーンはこの猫にマーカスと名づけ、溺愛した。
友人に育て方を教わり、朝6時に起きて食事をつくり、
昼休みには一目見るため撮影所から自宅に帰ったり、
夜、外出するときも、食事やトイレの用意をしてできるだけ早く帰宅したという。

ところが事故の前日、彼はマーカスを手放した。
友人に押し付けた、あるいは留守中の間の世話を頼んだだけ、など
諸説あるらしいが、真相は謎だという。
死を予感していたわけではないだろうが、事故の前日というのは、やはりミステリアスだ。

猫に先に逝かれるのはもちろんだが、猫を残して先に逝くのも辛いだろう。
どちらも、想像しただけでぞっとする。

同時に旅立てるのが一番いい。
かなわない願望だが・・・。


EOS-1DMarkII・EF15mm
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by norakko-nikki | 2007-06-10 17:42 |

ウイスキー・キャットと女王陛下、そして池波正太郎

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作家・池波正太郎のエッセイに、ウイスキーを飲む猫が登場する。

仕事を終えた池波氏がウイスキーを飲むとき、小皿に少量の水割りを入れてやると、
音もたてずに飲んでしまう、のだそうだ。

猫とウイスキーの関係は意外と深い。

ウイスキーやビールの原料となる大麦は、鼠や鳥の餌となる。
蒸留所ではその駆除のため、古くから猫を飼育してきた。

いわゆるウイスキー・キャット。

主にスコットランド地方でそう呼ばれ、大切にされてきた。

おそらく最も有名なウイスキー・キャットは、1772年創立の、スコットランドでも
最も歴史がある蒸留所の一つ、グレンタレット蒸留所で飼われていた「タウザー」だろう。

タウザーは、山猫のような風貌の、ワイルドで闘争心のありそうなかっこいい雌猫だったそうで、
頻繁にネズミを捕まえては、蒸留所の人の前までわざわざ持ってきたそうだ。

そこで、蒸留所の人はその数字を毎日記録することにした。
1987年3月20日にこの世を去るまでの24年間に捕まえたネズミの数、実に2万8,899匹。
この記録はギネスブックに載っているという。
グレンタレット蒸留所ではタウザーの死後、銅像をつくり、今もなおその功績を称えている。

またタウザーは、女王エリザベス2世と同じ誕生日であることでも有名で、
1986年にタウザー名義で送られた女王へのバースデーカードには、バッキンガム宮殿から
「誕生日おめでとう」と記された返事が送られたという。

女王陛下にバースデーカードを送ったのは、当たり前だが蒸留所の人たちだろう。
粋だ。
そして、女王陛下の返信も、粋でさすが、と思わせる振る舞いだと思う。

ところで池波氏は、ウイスキーを飲りながら、猫と何を話したのだろう?
想像だが、多分、池波氏は、家族にも話さないような「鬼平犯科帳」執筆の裏話、苦労話を猫に打ち明けていたに違いない。

猫好きだった池波氏のこと、それはきっと、間違いないだろうと思う。


EOS-1DMarkII・EF15mm
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by norakko-nikki | 2007-06-02 21:23 |