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世界中で吉凶を占う動物とされ、ある国では幸運の前兆、
またある国では災いの前兆ともされた黒猫。
ポーの『黒猫』はあまりにも有名だが、日本でも、
明治期の日本画家・菱田春草の「黒き猫」(国の重要文化財)、
最近では「魔女の宅急便」のジジなど、
黒猫が芸術作品に登場する例は数え切れない。
そもそも、毛色を決める遺伝子は、気質や体格にも大きくかかわっていて、
黒猫の場合、他の色の猫よりたくましい骨格と、図太い性格をもつ傾向があるらしい。
暗闇で瞳だけが光る異様な存在感、精悍な体のライン、そして大胆不敵な行動などが、
黒猫が特別視されてきた理由だろうか(例外もたくさんあると思うが)。
ちなみに私にとって、黒猫はさして特別な存在ではない。
食の好き嫌いはあっても、猫の好き嫌いはないということだ。
そしてそんな無節操は、大いに許されていいんじゃないかと思うのだが・・・。
EOS-1DMarkII・EF15mm